授乳中に頭痛があり、市販の頭痛薬のイブやバファリンなどを飲もうかどうしようか迷ったことはありませんか?
頭痛って本当に辛いですよね。
あまりにひどい時は、吐き気を伴うことだってありますよね。
普段から頭痛持ちの女性って実はとっても多いんです。
緊張やストレスは頭痛を誘発する要因となりますが、出産後や授乳中は特に育児負担から頭痛が頻繁に起こることがあります。
授乳中であっても我慢せずに、速やかに頭痛を取り除きたいですよね。
今回は授乳中でも飲める、おすすめの市販頭痛薬はあるのか、飲んでも大丈夫なのか、などの疑問についてご説明いたします。
授乳中の頭痛薬は飲んでも大丈夫?
実は、ほとんどの頭痛薬は母乳にわずかな量しか移行しないそうです。
それを聞いて、多くのママはホッと安心されたのではないでしょうか?
たまに頭痛薬を飲むという程度でしたら、赤ちゃんに与える影響が出る可能性は非常に少ないと言えそうです。
頭が痛いのに頭痛薬を飲むのを我慢して授乳を続けたり、頭痛薬を飲んでしまったからと授乳をやめてしまう方がママにも、赤ちゃんにとっても辛いですよね。
どうしても授乳への影響が気になるというママは、市販薬を買うとき薬剤師さんに、お薬の最高血中濃度(お薬が最高に効いている時間)を聞いて、その時間より後に授乳ができるようにしてみるといいかもしれませんね。
頭痛薬を飲む直前に授乳し、授乳が終わったら速やかに頭痛薬を飲む。
次の授乳が4時間以上開く場合はこの方法もいいですね。
授乳中の頭痛薬は薬の成分が重要
頭痛薬がそれほど母乳に移行せず、赤ちゃんへの影響があまりないということはわかっていただけたと思います。
鎮痛剤はどれも成分は同じというわけではありません。
頭痛を取るという目的は同じですが、アプローチの仕方がお薬の成分によって違ってきます。
なるべく母乳への移行を可能な限りゼロに近づけたいですよね。
授乳中に飲める市販の頭痛薬、おすすめは?
一般の薬局で買い求めることのできる頭痛薬、何を買えばいいのか悩んでしまうほどの種類です。
薬局で購入できる頭痛薬ですが、普段から飲みなれているもので、今までに副作用を経験したことがないものでもいいのですが、一般的に人気があり、よく用いられているお薬をご紹介いたします。
カロナール
商品名:アセトアミノフェン
中枢神経に働きかけて解熱鎮痛に効果を発揮します。
通常は頭痛・腰痛・歯痛・急性上気道炎に使われます。
安全なお薬に分類され、小児科領域での解熱・鎮痛には一番多く医師が処方するお薬です。
まだカロナールという一般名では市販で購入することはできません。
タイレノール
カロナールと同じアセトアミノフェンが主成分であるタイレノールは、同じく中枢神経に働きかけ、解熱・鎮痛効果を発揮します。
空腹時でも飲めるお薬になります。
薬局で手軽に買えるお薬の一つになります。
アセトアミノフェンが主成分ですので、授乳中であれば解熱鎮痛剤としてはオススメです。
イブ
イブプロフェンが主成分になり、効果が速いことが特徴です。
痛みの伝達であるプロスタグランジンの生成を抑えることで、頭痛を取り除いてくれます。
さらに鎮痛効果を高めるためにアリルイソプロピルアセチル尿素と無水カフェインが配合されています。
女性は生理痛にもこちらの商品は人気があるようです。
薬局で買い求められます。
バファリン
アセチルサリチルが主成分になります。
アセチルサリチルとは別名アスピリンになります。
こちらも痛みの元になるプラスタグランジンの生産を抑制するのですが、効果が出るまで速いです。
空腹でも飲むことのできるように合成ヒドロタルサイトが含まれ、胃への負担を緩和してくれます。
ただ、アスピリン喘息の方は飲むことができませんので、お気をつけください。
薬局で買い求められます。
ロキソニン(ロキソプロフェン)
商品名:ロキソプロフェンナトリウム
こちらのお薬は腎臓でプロスタグランジンの生合成を抑え、痛みを和らげます。
もともと劇薬に指定されていたのですが、安全性再評価を受け、現在は普通薬になったという歴史があります。
効果は速く、効き目も強いです。
今では痛み止めといえばロキソニンというのが一般的になっていますね。
処方箋が必要なお薬でしたが、2011年にロキソニンSという名前で一般販売されるようになりました。
授乳に関するお悩み解決
まとめ
いかがでしたでしょうか?
解熱・鎮痛剤として小さな子どもにも処方されるカロナールが安全度が高いのですが、医師の処方箋が必要になってきます。
カロナールと同じアセトアミノフェンが主成分であり、薬局で手に入るのはタイレノールになります。
結論からいいますと、授乳中で病院に行けない時、おすすめできる頭痛薬はタイレノールということですね。
とても辛い頭痛、我慢ぜずにお薬で和らげて赤ちゃんと笑顔で接してくださいね。