豆腐は健康に良いからと積極的に食べている人が多いのではないでしょうか?
では、豆腐って食べすぎるとどうなるんでしょう。
体にいいものだから食べすぎても大丈夫なイメージをお持ちでしょうか?
食べすぎても太ることはないでしょうか?
それともやっぱり食べ過ぎは良くなくて、下痢をするなど何か体に害はあるのでしょうか?
今回は豆腐を食べ過ぎすぎるとどうなるのか、豆腐の原材料である大豆の取りすぎは害にならないのかについてお話ししたいと思います。
もくじ
豆腐は食べ過ぎると危険
豆腐は確かに健康食品であることに間違いありません。植物性タンパク質である大豆からできているので、コレステロールを気にせずたんぱく質を摂取できます。
でもどんなに体に良いからといっても、やはり食べすぎると危険なんです。
危険な理由とは?
豆腐を過剰に摂取するということは、たんぱく質を多く摂りすぎることになります。
タンパク質の摂りすぎは腎臓のろ過機能に負担をかけ、それが続くと腎臓疾患になることがあります。
また、豆腐に含まれる鉄分は吸収されにくいタイプの非ヘム鉄です。
豆腐を鉄分の多い動物性蛋白質の置き換えに完全に使ってしまうと、鉄欠乏性貧血になることがあり、立ちくらみになったりめまいを起こしてしまいます。
下痢するって本当?
豆腐は大豆の絞り汁をにがりで固めたものです。
このにがりは海水から塩分を除去して作られます。
主成分は塩化マグネシウムになりますが、大腸における便の水分の吸収を阻害します。
大腸内で水分を十分に吸収されない便は下痢便となって排泄されるのです。
下痢は続くと体の水分不足、つまり脱水を起こしてしまいます。
アレルギー症状
豆腐は製造過程でタンパク質が変性しているので滅多にないのですが、大豆アレルギーを起こすことがあります。
喉がイガイガしたような違和感、皮膚や粘膜の痒み、蕁麻疹、呼吸困難などが起こることがあります。
大豆による食物アレルギーのある方は気をつけてください。
豆腐も食べすぎると太る?
豆腐はカロリーも低いし、太らないと思っている方は多いのではないでしょうか?
でも実際は木綿豆腐一丁300gですと216Kcalです。少ないと思いますか?
これは皮なしの鶏むね肉一人前200gと同じ216Kcalです。
豆腐一丁と鶏むね肉、食べた時の満腹感は全然違いますよね。
豆腐ばかりいっぱい食べればその分カロリーは増えますし、豆腐だけではもの足りず、他の食材も食べることになれば、やはり総カロリーは増えてしまいます。
ヘルシーフードであっても食べる量が多いとやはり太ってしまうことはお分りいただけましたでしょうか?
豆腐を食べ過ぎると女性はホルモンのバランスが乱れる?
豆腐には女性ホルモン一つであるエストロゲンに似ているイソフラボンという成分が含まれています。
28日周期の女性の生理は、エストロゲンとプロゲステロンの2つの女性ホルモンの働きにより起こります。
ですが豆腐を食べすぎると脳はエストロゲンが必要ないと勘違いし、分泌を減らしてしまいます。
そうするとエストロゲン不足となり、女性ホルモンの働きがうまく働かず、結果生理が遅れてしまいます。
イソフラボンをエストロゲンと勘違いした脳が、エストロゲンの分泌を抑制するのですね。
豆腐を食べ過ぎると男性は精子が減る?
男性にとっても大きな問題が起きます。
大豆の成分であるイソフラボンを摂取するということは、精巣機能の低下を起こし精子の数が減少します。
イソフラボンの過剰摂取は筋肉を付きにくくもするので、運動をしている人にとっても注意を必要とします。
豆腐の1日の摂取量の目安は?
大豆イソフラボンの安全な1日摂取量の上限は、70〜75mgです。
豆腐100gに含まれる大豆イソフラボンは20.3mgであることを考えると、豆腐の1日の摂取量の目安は、一丁くらいまでと言えるでしょう。
それを超えると大豆イソフラボンの過剰摂取になりますのでご注意くださいね。
まとめ
- 腎臓疾患を促進する可能性がある
- 鉄欠乏性貧血を起こしやすくなる
- 下痢をしやすくなる
- 太る可能性がある
- 生理が遅れる可能性がある
- 精巣機能が低下する可能性がある
いかがでしたでしょうか?
豆腐を食べすぎるとどうなるかお分りいただけましたでしょうか?
豆腐はとてもヘルシーで、良質のタンパク質が摂取できることに間違いはありません。
それに豆腐を食べ過ぎたからといってすぐに健康被害につながるということではありませんが、一つの食べ物を食べ続けるのは良くありません。
一番体にとって良いのは、色々な食材をまんべんなく摂取することですね。
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