離乳食中期に入るとそろそろお魚メニューにもチャレンジしたくなりますよね。
そんなとき普段のメニューに取り入れやすいのが身も小さく柔らかいしらすです。
でも、小さいとはいえ赤ちゃんには食べにくい大きさなのか、大人と同じ量を食べてもいいのか迷いますよね。
生のしらすや干してあるしらす、種類もどっちが適しているのかわからない・・・。
中期に入ったらしらすそのままの大きさで大人と同じ量食べて大丈夫?
離乳食期はしらす干しを使った方がいい?
娘がしらすを食べ始めたばかりの新米ママの私が調べてみました!
もくじ
離乳食中期のしらすの大きさや量の目安はどれくらい?
お魚にチャレンジしたくても、骨を細かく取ったりするのがめんどくさいし、全部取り切れてるか不安であげるのがこわいなと思っていました。
小さい骨でも赤ちゃんにはなにか影響が出そうで、いつからお魚デビューするべきか、どうやって何を食べさせてみるか・・・
娘のためなら下処理も頑張れるけど、できることなら楽がしたい!
そんな悩みを解決してくれるのがからだ全体が柔らかいしらすです。
しらすってたくさん入っていますが大きさが全部違いますよね。
柔らかいけどそのまま食べさせても赤ちゃんは食べられるのでしょうか。
大人にとっては小さいものでも、離乳食では小さく刻んだりすることが多いですよね。
では、離乳食中期ではどんな大きさで、どのくらいの量が食べられるのでしょうか。
大きさ
離乳食中期ではしらすを刻んであげる必要があります。
まだ飲み込む力が発達していないので、しらすもそのままの大きさだと食べにくいようです。
中期に入ったばかりの頃は、細かく刻んであげます。
少しずつ慣れていき、ほかの食材のサイズも大きめになってきたら刻む大きさを変えてあげてください。
ペースト状にする必要はないですが、食べさせてみて上手にもぐもぐできていたら大丈夫です。
ごくんと飲み込めているか確認して、全然飲み込まなかったり、ペッと吐き出してしまったらもっと細かく刻んでチャレンジしてみましょう。
量
お魚の栄養がいっぱい入っているので、たくさん食べさせたいところですが、赤ちゃんはまだ胃腸が発達していません。
たくさん食べてしまうと、消化不良を起こしやすいのであげる量には注意が必要です。
しらすを離乳食中期で一回の食事で食べさせる量の目安は9~11g。
軽量スプーンだと、大さじ1と1/2くらいです。
娘のご飯に乗せてみると、結構多く感じました。
これもたくさん食べられる子とそうでない子で差があると思うので、量はあくまで目安にして残してしまうようなら減らしてあげてください。
ご飯に乗せてしまうと残してしまったら捨てるだけになってしまうので、一口ずつかけてあげるといいですね。
離乳食中期しらすをあげるときの注意点
栄養満点のしらすですが、大人とはからだの成熟度が全く違う赤ちゃんが食べるには以下のような注意が必要です。
しらすはご飯のおともになるくらい塩分が強いです。
薄味のものを食べている赤ちゃんにとってはしょっぱすぎますよね。
なので、熱湯の中に入れて1分ほど湯がいてよく水気を切ります。
そうすると塩分が抜けるので、しょっぱさがなくなります。
しらすはあっという間に傷んでしまうので、購入したら早めに食べさせましょう。
ちょっとでも変なにおいや触った感じがベタベタしたら赤ちゃんにあげるのはやめてください。
新鮮なしらすは体が青白く輝き、艶があります。
背中も丸くエビ型に曲がっていて、お腹が赤くなっているものは脂があって美味しい証拠です。
スーパーで購入する時もチェックしてみてください!
小さいお魚ですが、卵巣があるので魚卵アレルギーが起きる可能性があります。
卵のアレルギーがある場合、お医者さんに相談してから食べさせてください。
また、しらすって小さいエビやカニ、タコが入っていることがありますよね。
全て取り除かれているように見えるものでも、エビやタコと同じ工場で加工していることがあるので、商品表示をよく確認してください。
しらすは冷凍保存できる?
おかゆにかけたり、おにぎりに混ぜたり、なにかと便利で登場シーンの多いしらす。
赤ちゃんは一度に少ししか食べないのでどうしても余ってしまいますよね。
塩抜きや細かく刻んだり、ほかの食材に比べて下処理は少ないものの、冷凍保存できたら便利ですよね。
しらすは冷蔵庫で保存するよりも、冷凍庫で保存する方が向いているんです。
冷蔵では傷むスピードが早く、2~3日で傷んでしまいます。
冷凍すると1週間は持ちます。
冷凍保存するには、塩抜きをしてからしっかり水気を切って、製氷皿など小分けにできるものに一回分ずつにして冷凍保存します。
私はしらすを買ってきた日に全部塩抜きしています。
毎回塩抜きするのってめんどくさいので、ちょっと多めに入っているしらすパックを買います。
製氷皿に小分けした後も、製氷皿をラップで包んで冷蔵庫のにおいがうつらないようにしています。
解凍するときは、電子レンジはNGです。
温めムラができてしまって、均等に解凍されません。
温かいところと冷たいところが混ざってしまって見た目ではわからないので、食べた時に外側は温かいけど中が冷たくてびっくりして大泣きさせてしまったことがあります。
自然解凍するか、スープなどに混ぜる時は凍ったままぽいっと入れてしまいましょう。
ラップに1回分ずつ包んで保存するときはしばらく流水に当てておくと上手に解凍できます。
冷凍と解凍を上手にすることで、毎回下処理しなくてもいいので便利です。
しかし、長持ちするとはいえ、冷凍庫に何週間も入れておくと霜がついたり味が変わってしまうので1週間くらいで使い切るのがおすすめです。
しらすとじゃこの違いは?しらす干しとは?
しらすに似ているものにじゃことしらす干しがあります。
形も似ているし、大きさも同じくらいだから赤ちゃんも食べられるかなと思いますよね。
この3つの違いは乾燥度にあります。
しらすの身が柔らかいのは水分の保有率が高く、じゃこはしらすよりじっくり乾燥させているので水分が抜けて硬くなっています。
しらす干しはその中間です。
大人が食べ比べても3つの硬さの違いがわかりますよね。
じゃこの方がしっかり噛まないと細かくなりませんし、しらすよりもお魚の苦味を感じるかと思います。
赤ちゃんにとって、小さくてもじゃこのように水分が少なく硬いものは噛みにくいものです。
なので、まだ離乳食中期でじゃこやしらす干しはあげない方がいいと思います。
また、しらすはお魚の名前ではなく、「白くて小さい稚魚」を指しているのでいろいろな種類のお魚の集まりなんです。
私はてっきり、しらすっていうお魚がいるのかと思っていました。
しらすは干すとビタミンDが増えるそうです。
じゃあ、じゃこやしらす干しの方が栄養たっぷりだからあげたい!と思いますが、今はまだ我慢です。
しっかりもぐもぐ噛めるようになったらじゃこもしらす干しも食べられますが、中期はまだ歯茎ですりつぶして食べている時期なので柔らかいしらすの方が赤ちゃんの口には適しています。
しらすでも赤ちゃんにとっては十分な栄養が取れるので、焦らず柔らかいしらすからスタートしてあげましょう。
しらすでお魚の味に慣れていくと、ステップアップしたときにいろいろなお魚にチャレンジしやすいですね。
離乳食中期のしらすを使ったメニュー紹介
お魚が食べられるようになるとメニューの幅も少し広がってきますよね。
大人も取り分けて一緒に食べられるものにすれば、ご飯作りも楽になります。
離乳食中期に入ったばかりの娘に作っているメニューを紹介します。
- きゅうりとしらすの煮込み https://cookpad.com/recipe/6174885
- しらすの炊き込みご飯 https://cookpad.com/recipe/6048382
- ほうれん草としらすの和え物 https://cookpad.com/recipe/5906448
きゅうりとしらすの煮込みはかなり柔らかくなるので中期に入ったばかりの頃よくあげていました。
初めはしらすの味に慣れて欲しかったのでシンプルなものからスタートです。
炊き込みご飯は大人にとっては薄味ですが、娘にとって味のついたご飯が珍しかったのかパクパク食べてくれました。
毎日食べるお米もちょっと違う雰囲気になるとよく食べるようになったります。
白いご飯の食いつきが悪いなと思ったときよく登場させています。
和え物はシンプルな味ですが、ほうれん草じゃないものでも作ることができるのでアレンジが効きます。
野菜もいろんな種類を食べられるようになって欲しいので、しらすと一緒に食べさせちゃいましょう。
大人は後から醤油やめんつゆを足せば美味しく食べられます。
私は大人も取り分けて食べられるメニューがラクできて大好きなので、後から味付けできるようなメニューを探して作るようにしています。
赤ちゃんが離乳食完了するまでは味のベースを赤ちゃんに合わせて、後から大人が調整するようにすると便利ですよ。
まとめ
しらすは大人も赤ちゃんもご飯のお供に最適なことがわかりました。
食べられる量やしらすの大きさに気をつければ、離乳食中期からお魚を食べさせてあげれます。
離乳食が進んだらしらすの干し加減を変えたものを食べさせてあげたり、いろいろなメニューに挑戦したいですね。
取り分けメニューでママパパも赤ちゃんもしらすを美味しく食べましょう。