現在、週刊少年ジャンプにて大人気連載中の「呪術廻戦」。
その中で、最後の敵候補でありながらいまだ謎の多い男「夏油傑」
夏油傑といえば呪霊・呪詛師たちを指揮し世界を混沌に陥れる存在でありながら、高専に所属していた過去を持ちます。
その際、五条悟とは親友として青い春を送っていました。
日本に4人しか存在しない特級呪術師の階級を高専所属の当時から保有しており、能力の希少性は高くその強さは相当なものであると予測できます。
今回はそんな「夏油傑」の名言を紹介していき、名言が何話に登場してくるのかも紹介していきます。
また、名言に隠されている真意などを考察していきたいと思います。
もくじ
夏油傑の名言・セリフ8選を紹介
- 名言①「呪術は非術師を守るためにある」
- 名言②「それじゃああなたが家族だ」
- 名言③「傲慢だな、君にならできるだろ悟」
- 名言④「殺したければ殺せ、それには意味がある」
- 名言⑤「ただこの世界では私は心の底から笑えなかった」
- 名言⑥「助けたければ助ければいいさ、君達にそんな情があるかは知らないけどね」
- 名言⑦「おやすみ五条悟 新しい世界でまた会おう」
- 名言⑧「後悔か、さてどんな味だったかな」
①~⑤は夏油傑の名言となっており、呪術師であるということに誇りを持ち、弱気を助けようとしていたこと。
しかし、様々なできごとにより考え方が変わってしまったことが分かります。
⑥~⑧は偽夏油の名言です。
偽夏油は、呪霊側のリーダー的な役割とみて間違いないのではないかと思います。
そして人間、呪霊どちらの味方であるのか分からない雰囲気を出していますね。
それではそれぞれの名言を細かく見ていきたいと思います。
名言①「呪術は非術師を守るためにある」
8巻第65話”懐玉”にて、「弱い奴らに気を遣うのは疲れるよホント」と発した五条悟に対して諭したセリフです。
この際、夏油傑は「”弱者生存”それがあるべき社会の姿さ」とも発言しています。
弱者を強者が守り弱者が生存できる社会にしなければならないといった考えであることが見て取れます。
「弱気を助け、強きを挫く」といった強者としての使命を感じていることが分かります。
名言②「それじゃああなたが家族だ」
8巻第67話”懐玉ー参ー”にて黒井美里に言った名言です。
このとき夏油傑は、天内理子が今後天元様と同化することにより「家族」「友人」とは会えなくなる為、好きにさせてあげようと言いました。
その発言を聞いた黒井美里は「理子様にご家族はおりません、幼い頃事故で・・・」と家族がいない旨を伝えました。
そのとき夏油傑は「それじゃああなたが家族だ」と発しています。
この発言からとても優しい心を持った、他人を大切にできる人間であると感じますね。
公式ファンブックでも”五条悟より夏油傑の方がモテる”と言われています。
その理由が名言からも伺えますね。
名言③「傲慢だな 君にならできるだろ悟」
9巻第78話”玉折ー参ー”での名言です。
五条悟は術師だけの世界を作るのは無理だと意味がないと発言しています。
それに対し、夏油傑は「傲慢だな、君にならできるだろ悟」と発しました。
さらに「自分にできることを他人には「できやしない」と言い聞かせるのか?」と続けます。
夏油傑と五条悟はもともと同格の親友でした。
しかし、伏黒甚爾戦後最強になった五条悟に対し少なからず劣等感を抱いていたのではないでしょうか。
このセリフからは夏油傑の劣等感とともに強い決意と決別を感じとることができます。
名言④「殺したければ殺せ それには意味がある」
9巻第78話”玉折ー参ー”にて名言③と続けて出た名言です。
目の前を去ろうとする夏油傑を五条悟が攻撃しようとした際に発しました。
上述の通り、五条悟は術師だけの世界を作るのは無理、意味がないと発言しており、それに対しての皮肉を込めていると感じます。
五条悟の力であれば夏油傑を殺すことができ、その目的を阻止することもできます。
この発言後五条悟は「俺だけ強くても駄目らしいよ、俺が救えるのは他人に救われる準備のある奴だけだ」と言っており、五条悟が強く尊い仲間を作るきっかけになっている名言だと思います。
名言⑤「ただこの世界では私は心の底から笑えなかった」
高専襲撃に失敗し路地裏から逃げようとしている際、五条悟が現れ遺言のように残した言葉です。
夏油傑は任務をこなしていく中で、非術師の醜い姿を多く見てきました。
そうした中で、天内理子や灰原雄の死など仲間たちの死も経験していきました。
そうしたことから世界、そして非術師を恨むようになりましたが、高専生たちまで恨んじゃいないと生徒たちを殺すことはありませんでした。
夏油傑の苦しみや葛藤がこのセリフから溢れていると感じてしまいます。
名言⑥「助けたければ助ければいいさ 君達にそんな情があるかは知らないけどね」
2巻第15話”領域”での偽夏油の名言です。
このシーンでは漏瑚が五条悟に挑むものの敗北し命の危機に瀕した際に花御との会話の中で発したセリフです。
このセリフから偽夏油は呪霊を下に見ていることが分かります。
名言⑦「おやすみ五条悟 新しい世界でまた会おう」
11巻第90話”渋谷事変⑧”での名言です。
「獄門疆」を使用し、五条悟を封印する際に発しました。
この発言から、いずれは五条悟の封印を解く可能性があることも読み取れます。
しかし、敵である五条悟を開放するメリットが見当たらない為、五条悟がもし出てくる時にはもう世界は変わっているよという意味を込めての発言であると考えられます。
名言⑧「後悔か さてどんな味だったかな」
11巻第93話”渋谷事変⑪”での名言です。
五条悟封印後、夏油傑の肉体を返してもらうために呪霊側に協力していた枷場奈々子・美々子に対し偽夏油は返却を拒否しました。
その際、枷場奈々子・美々子が「後悔するぞ」と言い放ちそれに対して発した名言です。
このセリフから、偽夏油はかなり長い人生を歩んでいるのではないかと考えることができます。
夏油傑の真意とは…
夏油傑はもともと弱者を守るものと考え、仲間への優しさがとても強いキャラクターでした。
しかし、星漿体護衛任務や仲間の死、そして九十九由紀との出会いなどにより術師だけの世界を作ろうと決意をしました。
夏油傑のセリフを見ると、学生時代、高専襲撃時ともに仲間への優しさが垣間見えます。
彼の望む世界とは、自分と自分の手が届く範囲にいる仲間たちが心の底から笑い苦しまない世界なのではないかと思います。
夏油傑の口調
0巻の夏油傑は始終ニコニコしててしゃべり方とかもテンション高いなーって思ってたら最後に「この世界で私は心の底から笑えなかった」が来て死んじゃったっていう。
一方で高専時代の夏油は冷静で穏やかな話しぶりですよね。
すごく対照的に描かれています。
高専時代の夏油見たいのはもちろんなんですが、偽夏油と本物のしゃべり方や声色?は違うのかな〜という点も気になってて…あ〜動いてるさしす〜見たい。
夏油傑の名言を紹介!セリフに隠された真意とは?記事まとめ
夏油傑の名言についてまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか。
夏油傑はまだ謎の多いキャラクターですが、セリフを見ていくことで考え方や、目的が見えてきますね。
本当はとても優しい心を持ち、他人を尊ぶことができる夏油傑。
今後物語が進むにつれ、彼の謎は解けていくことでしょう。
優しさを持ちながら、苦悩する悲しき呪術師である「夏油傑」。
今後の活躍に期待していきましょう。
最後まで見てくださりありがとうございました。