離乳食中期に入ると食べる量が増えてきますよね。
ここで意外と迷うのがトータルの食べる量はどれくらいが適しているのかということです。
料理が苦手な私からするとどのくらいが正解!?大さじで教えてよ〜!って気持ちになっちゃいます。
大さじなら、大人の料理でも使うのでわかりやすいのに・・・
離乳食本の写真通りにできていても、トータルで食べさせてもいい量って難しいですよね。
簡単な目安が「大さじ」で分かれば、料理が苦手でも多すぎたり少なすぎたりしないです。
離乳食中期の食事量の目安やメニューの写真と一緒に大さじだとどのくらいになるのか調べてみました。
もくじ
離乳食中期のトータル量のどれくらい?写真と大さじで目安を紹介
離乳食中期に入ると2回食になってきますよね。
食べられるものの範囲も広がり、アレルギーの有無も少しずつわかり始めてきた頃だと思います。
ママも赤ちゃん用のご飯作りにちょっと慣れてきたかな?といったところでしょうか。
まだまだ大人に比べて食べる量の少ない赤ちゃんの食事ですが、1日どのくらいの量が適量なのかって難しいですよね。
もちろんよく食べる子、あまり食べない子と差がありますが、食べたがる分だけあげてしまっていいのでしょうか。
赤ちゃんはまだ胃が未発達で消化が上手にできません。
なので、たくさん食べすぎてしまうと上手に消化できなくてお腹を下してしまうことがあります。
まだ、自分の食べられる量をコントロールできないので、美味しいと感じたらパクパク食べておかわりを催促してくると思います。
たくさん欲しがる姿を見るとたくさんあげたくなってしまいますよね。
私の娘も美味しさのツボにハマると「もっと!」とどんどん食べたがります。
でも、下痢してしまったらかわいそうだし・・・と思うと1日で食べられる量を把握しておきたいですよね。
産院でも注意されましたが、この時期の下痢や嘔吐の原因の多くは食べ過ぎだそうです。
私の手持ちの離乳食本には「何グラム」と書いてあることが多く、毎回測るのがめんどくさいなと思っていました。
そこで便利なのが軽量スプーンの大さじです。
軽量スプーンなら手持ちのものがありますし、なんなら100均でも売っているので用意しやすいですよね。
では、離乳食でよく作るメニューのトータル量を大さじでみてみましょう。
うどん
メインのご飯になるうどんは1日の量が大さじ2~3が目安になります。
うどんは離乳食完了期に取り入れることが多いですが、うどんの切り方や茹で方を変えれば中期から食べることができます。
産院ではかなり柔らかく煮ること、初めて食べるときはすごく細かく切るようにと指導されました。
まだ飲み込む練習段階の赤ちゃんにとって、大きく切ってしまうと飲み込めなくて苦しくなってしまうそうです。
また、お腹がいっぱいになりやすいので野菜や他の栄養も取れるようにたくさんあげすぎないようにしてください。
私はうどんに小さくした野菜や刻んだしらすを乗せたりして、一緒に食べれるようにしています。
うどんはアレンジがしやすく、メニューもたくさん出ているので赤ちゃんのお気に入りを探してあげてみてください。
パパやママの分はうどんを刻まずにとっておけば、2度茹でなくて済むので楽ですよ。
パン粥(穀類)
パンをふやかして作るパン粥は1日の量が大さじ2~4が目安になります。
作るときは8枚切のパンの半分を使用して、パンの耳は使わないで柔らかいところだけを使いましょう。
パンをちぎってから牛乳にひたして、小さな鍋でトロッとするまで煮ます。
ただ、小麦アレルギーが出る場合があるので、初めはお湯で煮たもので与えてみます。
何回か食べて大丈夫だったら牛乳で煮てみてください。
いきなりパンと牛乳で作ってしまうと、アレルギーが出たときどちらが原因のアレルギーか判断が難しくなってしまいます。
牛乳で煮ると甘くなってたくさん欲しがるので、あげすぎには注意してください。
熱々をあげると火傷してしまうので、人肌まで十分に冷やしてあげてくださいね。
パン粥は大人が食べても甘くて美味しく、デザートにもぴったりですね。
私は娘用に作ったものの残りに、フルーツソースをかけて食べたりしています。
コーンポタージュ(野菜果物)
とうもろこしの甘味が美味しいコーンポタージュは1日の量が大さじ8~10が目安になります。
ポタージュになっていると食の進みがよく、あっという間に食べ切ってしまいます。
とうもろこしは栄養が多く、味も甘味が強いので赤ちゃんが食べやすい味ですよね。
ポタージュを作るときはなるべく調味料は使わず、自然の甘味を楽しませてあげましょう。
冷たいポタージュだと、お腹が冷えてしまうことがあるので量を少なめにしてあげてください。
暑い時期は冷たいものが美味しくてたくさん食べたがりますが、まだ胃が発達していないので冷たいものは負荷が強すぎる場合があります。
上手にすりつぶしながら食べることができるようになったら、コーンの潰し具合を変えて食感を楽しませてあげてもいいですね。
大人用にすりつぶしていないコーンを用意して、最後に混ぜると食べ応えのあるスープに早変わりです。
すりりんご(野菜果物)
水分も多く、しゃりしゃりした食感が楽しいすりりんごは1日の量が大さじ10~12が目安になります。
1回だと大さじ4~6くらいがちょうどいいですね。
りんごは生ですり下ろしたものをあげて大丈夫です。
一年を通してスーパーに売っているので、買いやすいですよね。
時間が経つと茶色に変色してしまい、風味も変わってしまうので食べるときに食べる分だけあげてください。
めんどくさいな・・・というときは多めにすり下ろして煮てしまうと、コンポートのようになるので風味の変化は抑えられます。
固形物を上手に食べられるようになってきたら、すり下ろしたものに細かく切ったりんごも混ぜてあげてもいいですね。
コンポートにするとヨーグルトにかけても美味しいので、ママのデザートにもぴったりです。
白身魚(タンパク質性食品)
さっぱりした味でお魚の美味しさを感じられる白身魚の1日の量は大さじ4~6が目安です。
白身魚と言ってもたくさんの種類がありますが、取り入れやすいのはツナ(水煮)としらすです。
両方とも下処理が簡単で、スーパーでも手に入れやすいので私はよく使っています。
骨を取る手間がない分、メニューに加えやすいですよね。
注意点ですが、どんな種類の白身魚を使うにしても必ず加熱してください。
まだ離乳食中期は食べられるものの種類が少し増えただけで、胃の機能はまだまだ未発達です。
お腹を壊してしまう可能性があるので、しっかり加熱してあげてください。
お魚は後から味をつければ大人のおかずにもできるので、少し多めに作って取り分けてもいいですね。
離乳食中期のトータル量ミルクはどれくらい?
離乳食の回数が増えてくると気になるのがミルクや母乳の量ですよね。
離乳食中期はまだ食事が2回ですし、たくさんの量を食べません。
なので、ミルクや母乳は欲しがるだけあげてOKです。
離乳食を食べた後でも、欲しがったらあげてください。
ミルクはメーカーにもよりますが、離乳食のあとは140~160ml程度をあげます。
他の時間帯にミルクだけをあげるときは200~220ml程度です。
まだ食事からカロリーを取るというよりは、食べ物に慣れていくことの方が大事な時期です。
離乳食でお腹いっぱいになることは少ないと思います。
私の娘も離乳食の後、授乳してからやっと満足してくれるようです。
授乳回数は母乳だけの時は大体3~4回、これに離乳食後の2回という感じです。
離乳食からの栄養がメインになるまではもう少し時間がかかるので、水分補給や基本的なカロリー摂取はミルクや母乳からと考えた方がいいですね。
離乳食が始まってから果汁を水分補給に与えている方も多いと思いますが、果汁は甘味が強くお腹もいっぱいになりやすいです。
糖分の取りすぎになってしまったり、果汁でお腹いっぱいになってしまうことがあるので、基本的な水分補給はミルクや母乳でと考えてください。
おやつの補助と考えたり、麦茶で代用してみたりしてください。
まとめ
離乳食中期の食事トータル量は大さじを使うととてもわかりやすく便利です。
大さじを目安にすると、あげすぎたり少なすぎたりといったこともなくなりますよね。
料理本の写真は量が多く見えるなと思っていたので、「大さじで何杯」と書いてあれば料理が苦手でもわかりやすいです。
適した量を食べさせてあげて、少しずつステップアップしていきましょう。