今回は、『ワンピース』に登場するロロノア・ゾロはなぜ「スナッチ」という言葉を知っていたのかについて考察していきたいと思います。
「スナッチ」とは、ワノ国編にて初めて登場した言葉です。
モモの助が強くなりたいと、ゾロに戦い方を教わっていた際、ゾロからスナッチという言葉を教わりました。
勇気が出ないとき、心を奮い立たせるための言葉。
ゾロはそんな意味を込めて、モモの助に「スナッチ」という掛け声を教えました。
実はこの「スナッチ」という言葉は、ワノ国の言葉、方言であることが発覚したのです。
ワノ国に存在する言葉をなぜゾロは知っていたのでしょうか?
そこにはゾロの出生に関する秘密があるのかもしれません。
もくじ
ゾロが教えたスナッチとは!?
「スナッチ」の意味は〝名前と知恵を捨てよ〟という造語『捨名知』。
イーストブルーに移住したワノ国の侍から子孫のゾロ達へこの方言が伝わっていく過程で、肝心の〝名前と知恵を捨てる〟が抜け落ち、〝心を奮い立たせるおまじない〟という意味合いだけが受け継がれていったんだろうなあ。#onepiece pic.twitter.com/Row9RP3rdX— まな (@mana__) November 15, 2020
ゾロがモモの助に教えたというスナッチ。
一体スナッチとは何なのかについて考察していきます。
スナッチの初登場は何巻何話?
「スナッチ」という言葉が初めて登場したのは、93巻934話【花のヒョウ五郎】です。
モモの助が討ち入り作戦に向けて少しでも強くなろうと修行をしていた際のことです。
「スナ∼∼∼ッチ!!」と叫びながら、剣を振る姿が描かれました。
スナッチとは昔の方言だった?
モモの助が「スナッチ」と言っていたのを聞いて、お菊は不思議そうにしていました。
それは、「スナッチ」という言葉が昔の九里の方言だったからです。
子供であるモモの助が知るはずもない言葉です。
モモの助は、麦わらの一味との冒険途中に、「スナッチ」という掛け声をゾロから教えてもらいました。
ゾロいわく、勇気が出ないときに口にすることで、心を奮い立たせるとのこと。
でもゾロが使ったところは見たことがありませんね。
しかも、「スナッチ」は、モモの助が使うのにふさわしい言葉ではないらしいのです。
お菊は、モモの助が「スナッチ」という言葉を使用することを禁じました。
なぜゾロはスナッチを知っていたのか?
和道一文字&閻魔の生みの親が霜月コウ三郎でゾロの先生がコウシロウだから、霜月コウ三郎の息子が霜月コウ四郎の可能性はあるね!
ゾロが習った掛け声のスナッチも元はワノ国 九里の古い掛け声だし←
和道一文字は霜月コウ三郎→コウシロウ→娘のくいな→ゾロと受け渡ったとしたら胸アツ☺️ pic.twitter.com/TOlNMP8DWa— みにぽぽ (@reds_barca727) September 13, 2019
そもそもなぜゾロは「スナッチ」という言葉を知っていたのでしょうか?
ワノ国出身のモモの助が知っていたのならまだしも、そのモモの助すら知らず、さらには部外者のゾロに教えてもらいました。
ワノ国の中でも九里で昔使われた方言をゾロが知っていたのは、ゾロの出生に秘密がありそうですね!
ゾロの親父が関係している?
それでは、ゾロの親父から「スナッチ」を教えてもらったという可能性はないでしょうか?
ゾロの本名は、ロロノア・ゾロです。
姓はロロノアですから、親父の姓もロロノアであると考えられます。
名前を見る限り、ゾロの親父はワノ国出身者ではなさそうですね。
ゾロの親父がワノ国出身者ではないとすれば、ゾロの親父が過去にワノ国に行ったことがある可能性もありますね。
ただワノ国への道のりは簡単ではありません。
イーストブルーから行くことを考えると、グランドラインに入り、さらに、魚人島を通過し、新世界に入る必要があります。
そこから、ワノ国に辿り着いたとしても、大きな滝があるため、入国、上陸すらも簡単ではありません。
力のある航海者でなければ、ワノ国には到達もできないでしょう。
ゾロが親父から「スナッチ」を教わった可能性は低そうです。
ゾロの故郷、シモツキ村に関係が?
次にゾロの出生から「スナッチ」の謎に迫っていきます。
ゾロはイーストブルーのシモツキ村で育ちました。
ゾロが剣術を学んだのもシモツキ村です。
幼少期の頃に、ゾロは「スナッチ」を知ったと考えられますが、可能性があるとすれば、ワノ国出身者と接触したことで知ったと考えられます。
ワノ国の人間がシモツキ村を訪れたのでしょうか?
しかし、ワノ国は原則出国することを禁じられています。
簡単にワノ国からイーストブルーまで来るのは難しいでしょう。
ワノ国違法出国者、霜月コウ三郎
ワノ国を出国するという情報で、思い出すことがあります。
それは、55年前にワノ国を違法出国した者がいるということです。
彼の名は、霜月コウ三郎。
ゾロが所有する和道一文字の作者でもあります。
96巻のSBSにて、コウ三郎についての詳細が明らかにされています。
55年前にワノ国を違法出国したコウ三郎は、イーストブルーに到達し、女性と恋に落ちます。
その際、その場所に作ったのがシモツキ村です。
つまり、シモツキ村にはワノ国出身者がいます。
ゾロがシモツキ村にいたワノ国出身者から「スナッチ」を教わったと考えれば、納得できますね。
ゾロ自身もシモツキ村のジジーから教わったと発言しており、後に96巻SBSにてそのジジーの正体はコウ三郎であったことが判明しています。
ゾロが「スナッチ」を教わったのは、霜月コウ三郎だったんですね!
スナッチの意味とは?
#ワンピース#今週のワンピ
ルフィのセリフからのスナッチ!!!
討ち入りだァ〜。への怒涛の展開。
久々にルフィの男気にシビれた。 pic.twitter.com/qBmEY9xNsb— 紫優 (@Purple_Friendly) August 3, 2020
ところで皆さん気になるのはスナッチの意味ではないでしょうか?
ゾロ自身もどのような意味があるのかは知らず、使ったこともないとのことでした。
ここではスナッチという言葉にどのような意味があるのか紹介していきます。
スナッチの意味を解説!
スナッチは漢字で表記すると「捨名知(すなっち)」と書きます。
名を捨て、知恵を捨て、頭の中を空っぽにした状態で敵に立ち向かうときに使われるのです。
ゾロがかつて霜月コウ三郎に「スナッチ」という言葉を教わったときのことに繋がっていますね。
全てを捨てて立ち向かう際、己を鼓舞して敵に向かっていくため「捨名知」という言葉が生まれたのでしょう。
モモの助が使うにふさわしくない理由
ゾロから「スナッチ」という言葉を教えてもらったモモの助。
カイドウとの戦いに備えて、モモの助は自身を鼓舞し、「スナッチ」と叫びながら鍛錬に励んでいました。
しかしその様子を見た菊之丞に「スナッチ」はモモの助が使用するにふさわしくない言葉であることを告げられ、使用を禁じられました。
モモの助はまだ子供ですが、次期将軍という立場です。
将軍が名前や知恵を捨てる訳にはいきません。
モモの助の名前には将軍にふさわしい「天下無敵を表す」という意味が込められています。
だからこそ菊之丞はモモの助が「スナッチ」という言葉使用するべきではないと考えたのでしょう。
ゾロが知るスナッチをコウシロウも知っているのか?
”最強の剣”とは・・・
守りたいものを守り
斬りたいものを斬る力
触れるものみな傷つける様な剣は
私は”剣”だとは思わない
ワンピース(コウシロウ)https://t.co/CF3vh8mqHw pic.twitter.com/OUeQLbnZgw— アニメ名言集 (@Lnl7Z60OMr4CYTc) February 2, 2022
ゾロがスナッチを教えてもらったのは霜月コウ三郎でしたね。
それではコウ三郎の息子であるコウシロウはスナッチという言葉を知っているのでしょうか?
残念ながら作中ではコウシロウがスナッチという言葉を知っているのかどうかまでは分かっていません。
しかしコウシロウもスナッチという言葉の存在自体は知っているのではないでしょうか?
コウシロウがゾロに教えた剣術や教えにはワノ国に通ずるものがありました。
霜月コウ三郎からコウシロウもさまざまなことを教わっている証拠です。
ただゾロが「スナッチ」という言葉を教わっただけで使ったことがないと話していました。
そのことからコウシロウもスナッチを実際に発したりはしたことがないように思います。
コウシロウもゾロと同じようにスナッチという言葉を知っているだけの可能性が高いですね。
まとめ
今回は、ゾロがなぜスナッチを知っていたのかについて考察してきましたが、いかがでしたか?
ゾロが「スナッチ」を教わったのは、霜月コウ三郎だということがわかりましたね。
コウ三郎と接触のあるゾロであれば、他にもワノ国について様々なことを教えてもらっているかもしれませんね。
さらに、ゾロの親父はロロノア姓であることから、ワノ国出身者ではありませんが、ゾロの母親はもしかしたらワノ国出身者かもしれません。
ということは、ゾロもまたワノ国の血を引いている人物かもしれませんね。
本編で、ゾロの出生についてはまだ分かっていません。
ゾロの出生や両親について、明かされる日が近いかもしれません。