【ピアノ初心者】手(首)が痛い!正しい手の位置や手の形でできてない? | かえるのうた

【ピアノ初心者】手(首)が痛い!正しい手の位置や手の形でできてない?

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

こんにちは。ピアノ講師歴10年のミキ猫です。

今回は、大人のピアノ初心者の方から多く質問される『手が痛い』『手首が痛い』というお悩みを解決したいと思います。

手が痛い・手首が痛いというのは、手の位置手の形が崩れていることが原因かもしれません。

それにプラスして、初心者の方は鍵盤を弾くべき位置がずれていることも…!

まずは、ピアノを弾く手の位置鍵盤の位置・右手・左手の正しい手の形(フォーム)をマスターしましょう!

ピアノ初心者のうちに正しいフォームをマスターすることはとっても重要です。

右手・左手のきれいなフォームを手に入れるために、ぜひ参考にしてください!

 

ピアノを弾くときの正しい右手左手の位置

ピアノ位置

みなさん、ピアノの鍵盤を弾くときは『どのあたりを』弾いていますか?

 

正しい位置で弾けていないと、手を痛めてしまうことに繋がります。

練習しても指がぎこちなく動くため、上達のさまたげにもなってしまうのです。

 

上記の写真の、キリンの鉛筆がおいてあるポジションをじっくり見てください。

白い鍵盤を弾くときは、だいたいこの鉛筆上あたりを指が押さえていれば大丈夫です。

 

ですが…!

 

実は、正しい位置というのはひとりひとり違うのです。

年齢や体の骨格、指の長さ・太さによって変わるため、全員が同じわけではありません。

 

正しいフォームをつくったときに、無理なく指が鍵盤を弾ける位置を見つけるのが大事です。

 

正しい位置はひとりひとり違いますが…!

鍵盤を弾くうえで『よくない位置(悪い位置)』がありますので紹介します。

 

●上のほうすぎる

ピアノ位置上

 

黒い鍵盤近く(上のほう)で弾いている方は、指が伸びている丸い形にできてきない)かもしれませんね。

 

関節が伸びたまま弾いていると、鍵盤の上のほうを弾いてしまいがちです。

そうすると、指が動きにくく・疲れやすくなってしまいます。

 

下記で紹介する【正しい手の形】を参考にしてみてください。

 

●下のほうすぎる

ピアノ位置下

このように、あまり下すぎるポジションもよくありません。

 

手首が下がっていると、鍵盤の下のほうを弾いてしまいがちです。

 

手首が下がったまま練習すれば、手首に負荷がかかるため、必ず手首を痛めます。

 

それに、演奏していて指がすべって落ちてしまうことも…。

 

ですが、例外があります

 

指を大きく開き、親指(①)と小指(⑤)で1オクターブの音を弾くさいは、このように鍵盤の下のほうをしっかり『つかまえるように』押さえます。

オクターブ

時々、グローブのようなビックリするくらい大きな手の方がいますが…!(うらやましすぎる…!)

 

そうでなければ、1オクターブはこのように鍵盤の下で弾かなければうまく音が鳴らないはずです。

 

ピアノを弾くときの正しい手の形

ピアノを弾くうえで、正しい手の形はとっても大事です。

ピアノの正しい手の形をつくる表現として『手を丸くして』と、よく言われています。

 

では、手を丸くっていったいどういうことでしょうか?

ピアノ正しい手

この写真のような形です。

①指の関節が丸まって

②手の中に丸い空洞ができて

③手首がピアノの鍵盤と同じ高さにある

この状態が正しい手の形です。

 

 

逆に指の関節が伸びたり、力が入って『指』や『手の甲』が反っている状態は正しい形ではありません。

手首が下がっていても、手首や手を痛めてしまいます。

 

これは悪い例です。

ピアノ手の形悪い

 

指と手の甲が反って、手首が下がっていますよね。

 

こんな感じで反ってしまう方は、力が入りすぎていることが原因です。

手のひらの力を抜くようにすると改善します!

 

手首が下がってしまう方は、肘を上げるのではなく鍵盤を押す指先の力で立ち上がるようにして手首の位置を上げましょう。

 

はい、ここで、もう一点確認です!

 

『わき』開きすぎたり閉じすぎたりしていませんか?

 

変な力が入っていると、わきが開いたり閉じすぎたりしてしまいます。

『普段、リラックスしてテレビを見ている状態』

が、一番いい状態です。

 

わきの状態と同じく、『手を丸くする』のにも、力を入れる必要はありません。

 

リラックスした状態で、手に何も持たず真っすぐに立ってみましょう。

 

「そのとき、手はどうなっていますか?」

 

そうです。その形です。

何も力を入れずに、手は丸くなっていますよね?

 

 

最後に…。

ピアノを弾いていると、正しいフォームへ意識が回せません。

『音を出すこと』に集中してしまうからです。

 

正しい手の形をつくるときは、ピアノをあえて弾かずテーブルの上などでイメージトレーニングするのがおすすめです!

ピアノ独学ピアノ初心者が独学で練習する方法を紹介!誰でも簡単上達ポイント4つ!

 

ピアノ初心者がなりやすい手が痛む原因

手が痛む原因

ピアノ初心者の方が手を痛めてしまう原因はいくつかあります。

 

  • ピアノを弾く正しい位置がずれている
  • 指の関節が伸びている(手が丸くなっていない)
  • 指や手に力が入りすぎている
  • 手首が下がりすぎている
  • 練習しすぎている

 

この中でひとつでも当てはまるなら、手を痛めた原因になっている可能性が…!

 

では、どういうことか細かく見ていきましょう。

 

ピアノを弾く正しい位置がずれている

上記で説明したように(ピアノを弾くときの正しい右手左手の位置)、自分に合った正しい位置で弾けていない場合です。

 

鍵盤の上のほうで弾きすぎていませんか?

逆に、鍵盤の下のほうで弾きすぎていませんか?

 

とくに、上のほうで弾きすぎている場合、力が入ってしまって、手や指全体を痛めます

逆に、下のほうで弾きすぎている場合、手首が下がっているため、手首に負担がかかります。

 

指が鍵盤のどのあたりを弾いているかを一度確認してみてください。

 

指の関節が伸びている(手が丸くなっていない)

正しい手の形ができていないのは、手を痛めてしまう大きな原因のひとつです。

 

指を伸ばしたままで弾いていませんか?

逆に、力んで指を丸めていませんか?

 

指の関節が伸びたまま鍵盤を弾くと、指に負担がかかるため痛めてしまいます。

逆に、丸い形になっていても、力が入っていれば痛くなってしまいます。

『手を丸くする』のに、力を入れる必要はありません。

 

上記の(ピアノを弾くときの正しい手の形)を参考にしてみてください。

 

指や手に力が入りすぎている

指や手の甲が反っている方は、力が入りすぎている可能性があります。

 

ですが、ピアノ初心者の方にとって力が入りすぎてしまうのは当然のことです。

 

誰だって、やりなれないことをするときは力が入りますよね?

ピアノだけではなく、スポーツでもお料理でも仕事でも…。

 

なので、ある程度弾きなれれば『自然と力は抜けてくる』でしょう。

 

そのためにも、何も考えなくても弾けるような指のトレーニングをするのが効果的です。

 

ドレミファソをずっと繰り返して弾いてもいいです。

それくらい単純でシンプルでいいんです。

 

始めのうちは、できるだけ音をのばすようにゆっくりと弾きましょう。

 

慣れないうちから速く弾くと、本末転倒です…!

 

『脱力』を意識&イメージしながら弾くようにしてください。

 

こういったトレーニングがしっかりできれば、曲を練習中に無駄な力が入ってしまう自分の姿勢を正すことができるようになりますよ。

 

手首が下がりすぎている

手首が鍵盤より下がりすぎていると、手首に負担がかかって痛めてしまいます。

 

鍵盤を弾く力が、手首から下(手だけ)になってしまうからです。

 

腕の重みが鍵盤に伝わるように弾ければ、力をかけずに音を鳴らすことができます。

 

そのために、鍵盤よりも手首が下がってしまわないように鍵盤に手を構えましょう。

 

練習しすぎている

ピアノをはじめたばかりって、毎日練習するのが楽しいですよね!

夢中になっていると、ついつい1時間、2時間と時間が過ぎていたり…。

 

それはとってもいいことです!

素晴らしい…!

 

ですが、ピアノ初心者の方にとったら、練習のし過ぎは手を痛めてしまう原因に…。

 

イメージしてみてください。

初心者のランナーが、いきなりフルマラソンを走ろうとすれば故障しますよね?

それと同じです。

 

なにも、走るだけが練習ではありません。

ランナーになるべく、体を鍛える筋トレや、食事コントロールもトレーニングの一環ですよね?

そして、しっかり休むことも…。

 

ピアノも同じように考えてみてください。

 

お手本の演奏や、自分の好きな演奏を聴いてイメージトレーニングすること。

楽譜を読んで、知識をつけること。

 

これらも、ピアノを弾くための大事なトレーニングです。

 

手を痛めてしまったら、しっかり休ませてあげましょう。

その間は、弾く以外の練習に取り組んでみてください!

 

ピアノを演奏しても手が痛くならない予防法

ピアノの指予防方法

せっかくピアノをはじめたのに、手が痛くなって練習できなくなるのは悲しいですよね。

 

でも、焦らないで大丈夫です。

手を痛めるのは、誰もが一度は通る道。

あなたがピアノを頑張っている証拠ですよ!

 

とはいえ、手が痛くなるのはできるだけ避けたいですよね。

 

すでに痛い方も、痛くなるのが心配な方も、予防法を参考にしてみてください!

 

手や指のストレッチ

普段しない動きをすると、疲労がたまったり、筋肉痛になりますよね?

 

手や指も、同じように疲労がたまって、筋肉痛のような状態になります。

 

指や手のストレッチは、そんな状態を最小限にしてくれる予防方法です。

 

ストレッチ方法はとっても簡単!

 

手を、『グー・パー』するだけです!

 

グーはしっかりにぎって、パーは思い切り開く。

グー

この繰り返しを、ゆっくり行ってください。

 

そしてら次は、指折り数えるように…。

指のストレッチ

しっかり指を伸ばすようなイメージで、指のストレッチをします。

 

手や指がジーンと温まって、指に血が回ってる感じがしてきませんか?

 

これをピアノを弾く前や弾いた後にしっかり取り入れてみましょう。

 

練習時間をこまめにとる

集中力が切れるので、効率は悪いかもしれませんが…。

 

もし、練習時間をこまめにとれるなら予防方法につながります。

 

1時間連続して弾くと、さすがに疲労がたまってしまいます。

ですが、15分を4回という風にわけると疲労の蓄積が少なくてすむのです。

同じ意味合いで、休憩を取りつつ練習をするのもおすすめです。

 

この方法が合う人・合わない人は大きく分かれてしまうと思いますが…。

 

もし合うならラッキーです!

ぜひ、予防対策としてこまかくわけてみてください。

 

ゆっくり弾く

ピアノ初心者の方にとって、最初のうちはひとつひとつの負荷が大きいはずです。

 

とにかくゆっくり弾くことは、負担を減らすことができる予防方法です。

 

ですが、初心者の方ほど、ゆっくり弾く練習ができていない傾向にあります。

 

音大生やプロも、長い時間をゆっくり弾く練習にあてています。

速い演奏ではごまかせても、ゆっくり弾けばごまかせません。

美しく洗練された演奏には、ゆっくり弾く練習が必要不可欠なんです!

 

手や指への負担や疲労を防ぎつついい練習効果が期待できるので、ぜひ取り入れてくださいね。

ピアノ独学ピアノ初心者が独学で練習する方法を紹介!誰でも簡単上達ポイント4つ!

 

まとめ

いかがでしたか?

手が痛い・手首が痛い原因を紹介しました。

 

正しい手の位置や、手の形ができているか確認できましたか?

ピアノ初心者の方にとって、右手・左手の鍵盤の位置があっているかはとても大事な課題です。

無理な動きをしていると、負担が大きくなった部分が痛みだします。

悪い癖がつかないように、最初のうちにきれいなフォームをつくっておきましょう!

 

これからもっと、ピアノを楽しめますように…!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。