YouTubeやTikTokなどのSNSで、「女性にできるのに男性にはできないポーズ」を見たことはありませんか?
女性は簡単そうに成功しているのに、男性が同じ動きをすると起き上がれなかったり、そのまま前に倒れてしまったりする動画は不思議ですよね。
「女にできて男にできないポーズはなぜあるの?」
「女しかできない起き上がりって本当に男性はできないの?」
と思った人もいるのではないでしょうか。
こうした男女で成功しやすさが変わる動きには、重心の位置だけでなく、身長や足の大きさ、手足の長さ、股関節の動きやすさなど複数の要素が関係しています。
ただし、「女性なら必ずできる」「男性には絶対できない」というわけではありません。
今回は、SNSで話題になった女性にできて男性にできないポーズや座り方を、やり方と理由を交えて紹介します。
男女で一緒に試してみると盛り上がりますが、転倒する可能性のあるものもあるので、安全な場所でチャレンジしてくださいね。
女にできて男にできないポーズはなぜ?結論から解説

女性にできて男性にできないポーズがある理由は、単純に「男性と女性では重心が違うから」だけではありません。
主に関係すると考えられるのが、
- 体の重心や体格
- 身長や手足の長さ
- 足の大きさ
- 骨盤や股関節の形
- 股関節の可動域
- 筋肉の柔軟性
- 姿勢や動作への慣れ
などです。
男性と女性では平均的な体格や筋肉・脂肪のつき方に違いがあり、それによって同じ姿勢を取ったときのバランスにも差が出ることがあります。
また、股関節の可動域についても男女で平均的な違いが確認されていますが、個人差も大きく、「男性だからできない」「女性だからできる」と一律には決められません。
そのため、これから紹介するポーズも、
「女性のほうが成功しやすい場合がある動き」
くらいに考えて楽しむのがおすすめです。
女子にできて男子にできないポーズ・動き
SNSでは、女性が成功する一方で男性が苦戦するさまざまなチャレンジが話題になっています。
ここからは代表的な動きを紹介していきます。
四つん這いの重心チャレンジ|女性はできるのに男性はなぜ倒れる?
まずはTikTokなどで話題になった重心チャレンジです。
やり方はとても簡単です。
- 床に両膝と両肘をついて四つん這いになる
- 肘を床につけたまま、頬杖をつくような姿勢になる
- 両手を素早く後ろへ回す
- 腰のあたりで両手を組む
動画を見ると、女性は姿勢をキープできているのに、男性は手を離した瞬間に前へ倒れてしまうことがあります。
ポイントになるのが、両腕による支えをなくした瞬間に、体のバランスを保てるかどうかです。
人が姿勢を保つには、重心と床に接している部分との位置関係が重要になります。
男女では平均的な体格や体組成が異なるため、その差が同じ姿勢を取ったときのバランスに影響する可能性があります。
ただし、このチャレンジも女性全員が成功して男性全員が失敗するわけではありません。
実際には身長や胴体の長さ、筋肉量などによって結果は変わります。
また、失敗すると顔から床へ倒れる危険があります。
必ず布団や柔らかいマットなどを敷き、顔や頭をぶつけない環境で試してください。
チェアチャレンジ|女しかできない起き上がりはなぜ男性に難しい?
「女しかできない起き上がり」として検索されているものの一つが、SNSで有名になったチェアチャレンジです。
壁と椅子があればできるチャレンジで、女性は簡単に起き上がるのに男性は椅子を持ったまま立ち上がれないという動画が数多く投稿されました。
基本的なやり方はこちらです。
- 壁に向かって立つ
- 足の長さを基準に数歩後ろへ下がる
- 上半身を前に倒して頭を壁につける
- その状態で椅子を両手で持つ
- 椅子を胸のほうへ持ち上げる
- 頭を壁から離して上体を起こす
最後の「上体を起こす」という動きで、男性が動けなくなることがあります。
なぜなのでしょうか。
チェアチャレンジでは、体の重心が足で作られる支持範囲に収まっているかどうかが重要です。
特にこのチャレンジは「自分の足○個分」といった方法で壁から離れるため、平均的に足が大きい人ほど壁から遠い位置で前屈することになります。
すると頭を壁につけるために上半身を大きく前へ出す必要があり、頭を壁から離した瞬間にバランスを取りにくくなります。
つまり、
「男性だから起き上がれない」というより、男女に多い体格差や足のサイズの違いによって、男性側が不利な姿勢になりやすい
と考えるのが自然でしょう。
小柄な男性が成功したり、背の高い女性が失敗したりすることがあるのもそのためです。
足を閉じてしゃがむ重心チャレンジ
続いては、足を閉じた状態でしゃがむ重心チャレンジです。
やり方はシンプルで、
両足を閉じた状態のまま、かかとを浮かせず深くしゃがむ
というものです。
簡単そうに見えますが、実際にやってみると後ろへ倒れそうになる人もいます。
この動きでは、重心だけでなく、
- 足首の柔軟性
- 股関節の可動域
- 下半身の柔軟性
- 手足や胴体の長さ
- しゃがむ動作への慣れ
なども関係します。
そのため、「女性だからできる、男性だからできない」と判断することはできません。
男女でチャレンジすると結果が分かれることもありますが、
「どちらが成功するかな?」
くらいのゲームとして楽しむのがよさそうですね。
女性にしかできない座り方はある?
「女性にしかできない座り方」としてよく名前が挙がるのが、アヒル座りや女の子座りと呼ばれる座り方です。
アヒル座り・女の子座り
アヒル座りとは、
正座に近い状態から両足を左右へ開き、お尻を床につけて座る姿勢
です。
一般的に「女の子座り」「ぺたんこ座り」などと呼ばれることもあります。
女性が自然に座っている一方で、男性がやってみると、
「股関節が痛い」
「足がそこまで曲がらない」
となることがあります。
この違いには、股関節の回旋可動域が関係していると考えられます。
つまり、アヒル座りも「女性にしかできない」というわけではありません。
男性でも柔軟性が高ければできる人はいますし、女性でも股関節が硬ければ難しいことがあります。
そして一番大切なのは、痛いのに無理やり足を曲げないことです。
股関節や膝に強い痛みを感じた場合は、チャレンジを中止してください。
なぜ女性にできて男性にできない動きがあるの?

ここまで紹介してきた動きには、どのような違いが関係しているのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
重心や体格の違い
まず考えられるのが、体格や体組成の違いです。
男性と女性では、平均すると筋肉や脂肪の量だけでなく、それらがつきやすい場所にも違いがあります。
そのため、同じポーズを取った場合でも、体全体の重心位置やバランスの取りやすさに差が出ることがあります。
四つん這いの重心チャレンジなどで男女の結果が分かれることがあるのも、こうした体格差が関係している可能性があります。
ただし、身長や体型には男女それぞれ大きな個人差があります。
性別だけで重心の位置を正確に判断することはできません。
足の大きさや手足の長さ
チェアチャレンジでは特に重要なのが、足の大きさや体の各部位の長さです。
たとえば「自分の足2~3個分だけ壁から離れる」というルールの場合、足が大きい人ほど壁から離れる距離も長くなります。
壁から遠くなるほど、頭を壁につけるために体を前へ出さなければならず、頭を離したときにバランスを崩しやすくなります。
そのため、同じルールでチャレンジしているように見えても、実際には体格によって難易度が変わっているのです。
骨盤や股関節の可動域
アヒル座りなどでは、股関節をどこまで無理なく動かせるかが重要になります。
研究でも股関節の可動域には男女差が見られることがありますが、「女性はすべての方向に柔らかい」というほど単純ではありません。
つまり、
動きの種類によって有利・不利が変わる
ということですね。
柔軟性には個人差がある
男女差以上に忘れてはいけないのが個人差です。
柔軟性は、
- 年齢
- 運動習慣
- ストレッチ習慣
- 筋肉の状態
- 関節の形
- 過去のケガ
などでも変わります。
「女性は柔らかいからできる」「男性は体が硬いからできない」と決めつけることはできません。
同じ結果にならないからこそ、男女や友人同士で試すと面白いのかもしれませんね。
男性でもできる?女性でもできないことはある?
もちろんあります。
ここまで紹介したポーズは、女性なら100%成功して男性なら100%失敗するものではありません。
男性でも簡単に成功する人はいますし、女性でもまったくできない人はいます。
結果が変わる要因として、
- 身長
- 体重
- 胴体の長さ
- 腕や脚の長さ
- 足のサイズ
- 筋力
- 柔軟性
- 股関節や足首の可動域
- 普段の運動習慣
などが考えられます。
特にチェアチャレンジでは、壁から離れる距離が変わるだけでも難易度が大きく変わります。
SNSでは「男性にできないポーズ」として紹介されることが多いですが、実際には、
男女の平均的な体格差によって成功率に違いが出やすい遊び
と考えておくのがよいでしょう。
「男なのにできたけどおかしい?」
「女なのにできなかった……」
と心配する必要はありません。
できるかどうかは、その人の体格や柔軟性によって変わります。
男性にしかできないポーズはある?
ここまで読んで、
「女性にできて男性にできないなら、逆に男性にしかできないポーズもあるの?」
と思った人もいるかもしれません。
しかし、こちらも基本的には同じです。
性別だけを条件にして「男性にしか絶対にできない」と言えるポーズはほとんどありません。
平均すると男性は女性より筋肉量が多い傾向があるため、強い筋力を必要とする動きでは男性が有利になるケースがあります。
一方、柔軟性や関節の可動域を必要とするポーズでは別の結果になることがあります。
つまり、
「男性向きの動き」
「女性向きの動き」
はあっても、
「その性別にしか絶対できない動き」
と考える必要はありません。
男女の違いだけでなく、一人ひとりの体の特徴を見るほうが正確ですね。
女性にできて男性にできないポーズを試すときの注意点
今回紹介したポーズは友達やカップルで試すと盛り上がりますが、遊ぶときには安全面にも気をつけましょう。
特に注意したいのは次の点です。
- 転倒する動きは布団やマットの上で行う
- 顔の前や周囲に硬い物を置かない
- 椅子は軽く安定したものを使う
- 股関節や膝が痛い場合は無理をしない
- 勢いをつけて関節を曲げない
- 成功するまで無理に繰り返さない
特に四つん這いの重心チャレンジは、失敗すると顔から前へ倒れる可能性があります。
チェアチャレンジも椅子を持った状態でバランスを崩す可能性があるので、周囲に十分なスペースを確保しましょう。
また、
「男性だから絶対できない」「女性ならできるはず」と無理に挑戦する必要はありません。
痛みを感じたら、その時点でやめてくださいね。
女子にできて男子にできないポーズまとめ
今回は、女性にできて男性にできないと言われているポーズや、その理由について紹介しました。
代表的なものには、
- 四つん這いの重心チャレンジ
- チェアチャレンジ
- 足を閉じてしゃがむ重心チャレンジ
- アヒル座り・女の子座り
などがあります。
こうしたポーズで男女の結果が分かれることがあるのは、重心や体格、足の大きさ、手足の長さ、股関節の可動域、柔軟性などが関係しているためと考えられます。
ただし、男性と女性を完全に二つに分けられるわけではありません。
男性でもできる人はいますし、女性でもできない人はいます。
むしろ結果が人によって違うところが、このチャレンジの面白いところですね。
今回紹介したポーズを試すときは、転倒や関節の痛みに十分注意しながら、家族や友達、カップルで楽しんでみてはいかがでしょうか。

